秩父蒸溜所
秩父蒸溜所は東京の北西約100km、埼玉県秩父市に設立されました。
ジャパニーズウイスキーであることに誇りを持ち、小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルで、ハンドクラフト(手づくり)にこだわったモルトウイスキーを生産しています。
蒸溜所は市街地から車で30分ほどの小高い丘の上に建てられており、夏は高温多湿、冬は朝晩が氷点下にいたる寒さの厳しい環境です。
しかしその厳しい環境はウイスキーの熟成に多大な影響を与えると言われ、短い熟成期間にも関わらずフルーティでバランスの良いウイスキーが仕上がります。
仕込みには天然のミネラルが溶け込んだ大血川渓谷水系の軟水を使用。また近年では地元埼玉県産の大麦を使い、小ロットながらフロアモルティングを始めるなど、スコッチウイスキーの伝統的製法に習いウイスキー造りを行い、秩父の風土が生み出す独特の個性を確立させようとしています。
日々、様々な樽を使い秩父に適した新しい個性を探求することにも余念がなく、国内外で高い評価と数々の受賞を誇り、世界のウイスキーファンから注目を浴び続けています。